馬場にある徳雄山建功寺で大晦日の夜、今年も境内などを3千本の竹灯で彩る「萬燈除夜の鐘」が行われる。現在、同寺では、明かりの配置などのデザインを手がける多摩美術大学の学生が、準備の真っ最中だ。
1年生5人で
「萬灯除夜」は同大の教授でもある枡野俊明住職が、「日本の美しさ、瞬間の美を学生に体験させたい」と18年前に実験的に開始。同大環境デザイン学科の学生が有志で参加し、光の空間を演出している。
今年は初めて企画に携わる1年生5人が参加。例年よりも人数が少なく、授業の忙しい1年生のため、学生が本堂前、そのほかを寺側が手伝う形でコラボレーションする。
光に込める夢と希望
光のテーマは「夢と希望」。本堂に向かい、明るく伸びあがるように竹灯をデザインする。「順路どおりに歩くと、本堂前で一度光の量が少なくなる。そこから本堂で包み込まれるような光になる」。リーダーの福泉義人さん(19)が見どころを解説する。
竹の加工も学生が行っており、「光の広がりを考え、斜めにカットする難しい方法をとった」とメンバー。全体を見たあと、細部も楽しんでほしいという。
大学の授業や課題をこなしながら11月中旬から開始した準備。「冬休みに入ったら毎日」と急ピッチだ。大晦日のみ実施。時間は午後11時半から午前1時半ごろまで。入場は無料。(問)建功寺info@kenkohji.jp
|
<PR>
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
鶴見のタグ2チームが市長表敬4月18日 |
|
|
ログハウスでこいのぼり工作4月18日 |