東電工業(株)京浜支社横浜火力工事事務所=大黒町=の従業員4人に対し、心肺停止となった同僚の命を救ったとして、4月18日、鶴見消防署から感謝状が贈られた。感謝状を受けたのは、濱田真悟さん、豊田浩孝さん、齋藤祐司さん、川崎哲嗣さんの4人。倒れた男性は後遺症もなく、現在は職場復帰しているという。
救急事案が発生したのは、1月21日の午後5時37分ごろ。同事務所内で勤務中だった49歳の男性従業員が、突然うめき声をあげて倒れたという。「直前まで普通に話していたのに、みるみる顔色が悪くなって、いきなり倒れた」と居合わせた従業員たちは振り返る。
その様子を見た4人は、119番通報、人工呼吸、胸骨圧迫、自動体外式除細動器(AED)とそれぞれが分担し対応。救急隊が到着するまでの間、迅速な連携で男性の命を繋いだ。
「とにかく無我夢中だった」と齋藤さん。17年前に受けた普通救命講習の経験を活かし、胸骨圧迫を施した。
濱田さんもAEDの講習を受けており、「経験が活きた」と話した。
同事務所の柴田眞博所長によると、「産業医の先生が、助かっても100人に1人と言っていた。本当に良かった」と安堵の表情を浮かべていた。
感謝状を贈った高松益樹鶴見消防署長は、「4人が的確迅速な行動をしたおかげ。すばらしいこと」と感謝していた。
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