鶴見大学や大本山總持寺が協力し、9月11日から13日の3日間、気仙沼市立大谷小学校の6年生34人を、修学旅行として同大などに受け入れた。
「Yokohamaで学びーば」と題されたこのプロジェクトは、鶴見大学歯学部の歯科医師と市内の経営者の4人が中心となり企画。交通費といった資金は寄付でまかない、宿泊は總持寺など、手作りの修学旅行となった。
楽しみつなぐ
大谷小の修学旅行受け入れは、鶴見大の学生が、被災地ボランティアとして以前から同小と交流していたことから、昨年も一部実施されていた。
今年も同様に県内を修学旅行先として計画していたが、昨年の支援先との行き違いで調整が難航。「中止にするわけにいかない」と、4人がプロジェクトを立ち上げ、実現にいたった。
実行メンバーで、新横浜のフランス料理店「HANZOYA」などを経営する加藤英二さんは、「支援してくれた人たちのおかげで子どもたちの楽しみをつなげられた。心から感謝している」と話す。
歯科医を体験
「みんなわくわくしていた」という児童たちは、12日、鶴見大で歯科医を体験。実際の器具で歯の清掃実習を行ったほか、図書館では普段見ることができない貴重書を見学した。また、總持寺での座禅や、鎌倉散策なども楽しんだ。
児童たちは「震災から2年半、少しずつ普通の生活に戻りつつあり、僕たちなりにがんばっている。これからも感謝を忘れずにいたい」とあいさつ。畠山雅宏校長は「子どもたちは将来、色んな形でこの経験を社会にかえしてくれると思う」と話した。
11月にも受入れ
同プロジェクトは11月6日から8日まで、同じく鶴見大と交流のある気仙沼市立鹿折小学校も受け入れ予定。現在、支援のための寄付を募っている。
寄付は、義援金口座「横浜で学びーば 義援金口 加藤英二」名義:ヨコハマデマナビーバギエンキングチカトウエイジ/口座:三井住友銀行新横浜支店普通口座678208へ。
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つるぎん27日に4月25日 |
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