学生の安全守りたい 鶴大生が青パトで防犯 大学車両利用は県内初
鶴見大学の学生らがパトロール隊を結成し、青色回転灯を装備した車両を使って地域を巡回する「青色防犯パトロール」(通称・青パト)を始める。青パトには、大学が保有していた車両を利用。大学の車両に青色回転灯が装備されるのは県内で初めて。
青色回転灯は、地域住民などが自主防犯パトロールで車両を用いる場合、一定の条件を満たせば装備できる。装備には警察の認可が必要。
鶴見大のパトロールは、鶴見署と県警が学生の防犯ボランティアを募りたいという呼びかけに同大が賛同したのがきっかけ。パトロール隊員で同大大学院生の大藏眞太郎さんが弓道部時代に部員有志と自主的に夜間パトロールを実施していた経験が、隊の結成につながった。「弓道部時代のパトロールは、学校帰りの女子学生が痴漢に遭う被害があったため始めた。青色回転灯は夜でも目立ち抑止になることもあり、やりたいと思った。学内の学生の安全を守っていきたい」と大藏さんは話す。
パトロール隊は現在同大学生や教員など9人。午後9時から10時ごろまで、大学寮のある荒立から同大にかけての範囲を今月末ごろから週1回程度巡回する予定だ。「大学周辺地域の防犯につながれば。巡回範囲も広げていきたい」と大藏さんは意気込んでいる。
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