神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2013年11月28日 エリアトップへ

鶴見区老人クラブ連合会スポーツ部会長として活躍する 本田正甫(まさとし)さん 本町通在住 83歳

公開:2013年11月28日

  • LINE
  • hatena

広げる「友達の輪」

 ○…「スポーツを通じて友達の輪が広がれば」。今秋も実行委員長としてグラウンドゴルフ大会を開催した。鶴見区老人クラブ連合会の副会長、スポーツ部会長を務め、区老連主催の競技大会を運営する。「見ず知らずの人が声をかけてくれるのが嬉しい。生きがいだね」と、トレードマークの青い区老連ジャンパーを見つめながらにんまりする。

 ○…健康・友愛・社会奉仕をモットーとして掲げる同クラブ。関わり始めたのは、定年退職してしばらくたってからだった。「周りにやる人がいなくて。やむなく引き継いだ」のが本町通4丁目老人クラブ会長。定期的にビンゴ大会を開くなど、会の集まりの敷居を低くすることで、誰でも気軽に参加できるよう気を配っている。「いったん入会するとなかなか足を洗えなくてね」と朗らかに笑う。柔軟な発想ができるのは勤め先だった日本鋼管での経験があったから。「北は室蘭、南はインドネシアまで」色んな土地で働いた。「視野が広がった」と振り返る。

 ○…10年前に奥さんを亡くし、一人暮らしに。「近所のおばちゃんが花を持ってきてくれたり、いろいろ助けてくれた」と、地域の温かさに支えられた。自身も一昨年の5月に大腸がんを患う。それでも退院3日後、「グラウンドゴルフをやりに千葉まで行った。先生には『勝手にせい』と言われたよ」と笑い飛ばす。

 ○…老人クラブは「一生会えないであろう人とも仲良くなれる組織」だと熱く語る。「スポーツ大会を通じて潮田の人と寺尾の人が再会することも。また会えましたねって、友達の輪が広がっていく」。人との出会いが健康寿命を延ばすと信じ、活動を続ける。「1日も早く休みたい」と冗談めかす一方、「若い人が入ってこない。危機的な状況」と同会の未来を危ぶむ。「長生きしたかったら1日1回人と会うこと。個人の活性化につながる」。少しでも多くの出会いを演出できるよう、仕掛けを考え続ける。

鶴見区版の人物風土記最新6

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月7日

根本 久さん

寺谷地区で緑化整備を進める住民団体「花と緑の会」の代表を務める

根本 久さん

寺谷在住 76歳

2月29日

井上 愛美さん

めぐみ助産院に勤め、同院の子ども食堂の発起人として活動する

井上 愛美さん

寺谷在勤 37歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook