横浜市は生麦地区センターで2月22日、生麦の生見尾踏切で昨年8月に発生した死亡事故を受け、新たに設置を検討している横断施設についての住民説明会を開いた。市は、周辺自治会などの住民代表と、11月から検討会を実施しており、説明会ではその検討内容を報告。会で示していた新設ルート4案について、現地の航空写真などを使いながら説明した。
ルート案は、【1】現在より川崎側で京急生麦駅へ歩道橋をつなげる、【2】鉄道用地の隙間を利用し、既設の人道橋につなげる、【3】横須賀線と京浜東北線だけをまたぐ、【4】踏切を廃止し、踏切上に新設―の4つ。市からはそれぞれの長所や短所の説明があり、【1】と【3】は用地取得が必要で、「通常は調査・設計で2年、用地取得に5〜6年。早くても数年かかる」とした。
さらに、新設する施設は、鶴見駅そばの総持寺踏切にある斜路付階段とエレベーターを想定しているとし、踏切廃止の場合、車などは迂回する必要があると説明。バイクについても「安全面から原則迂回してほしい」とし、2016年末に整備予定で、国道1号線と生麦側をつなぐ市道「岸谷生麦線」の利用を代替として挙げた。
存続求める声
「怖くて渡れない。明日からでも保安員を」「踏切を残して設置してほしい」「災害時も考えて、大規模なものを」――。
参加した住民からは、緊急時に誘導する保安員の配置や、踏切存続を要望する声などが相次いだ。
保安員の設置について市は、「JRが可能な範囲で行っている。JRの要望を伝え、協議したい」と理解を求めた。今後は、今回の意見を踏まえた上、3月下旬に住民代表と、3回目の検討会を実施する。
|
<PR>
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
鶴見のタグ2チームが市長表敬4月18日 |
|
|
ログハウスでこいのぼり工作4月18日 |