「鶴見のまちの大遠忌」連載【4】 峨山禅師と總持寺 豊かな文化、次世代へ文・写真 大本山總持寺大遠忌局
峨山禅師のお名前を、初めて聞かれた方も多いかと思います。
峨山禅師は、總持寺の第二代をお務めになられた方です。それではなぜ、そのような方の大遠忌法要を営み、顕彰するのでしょうか。
元亨元年(一三二一)に總持寺を開かれたのは瑩山禅師ですが、 その住職の期間は四年ほどでした。
伽藍の整備が一段落すると、その後を峨山禅師に託され、永光寺というお寺に戻られました。さらに、譲られた翌年には、お亡くなりになられたのです。
峨山禅師は總持寺の後を引き継ぎ、伽藍の整備に務め、多くの弟子を育てられました。さらに地域の人々の救済に努力したのです。
總持寺の住職期間は、四十二年の長きにわたります。
そうした御功績を讃え、その御恩に報いるために、全国各地から人々がこの鶴見の地に集まり、五十年に一度の大遠忌法要を行うのです。
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