「鶴見のまちの大遠忌」連載【6】 峨山禅師と弟子たち 豊かな文化、次世代へ文・写真 大本山總持寺大遠忌局
總持寺第二代の峨山禅師の功績の一つに、弟子の育成が挙げられます。その数は明らかなだけでも、二十五名に上ります。さらに多くの弟子がその下に集まっていたと考えられています。これは、室町時代初期としては驚くべき数です。
その弟子達は、北陸の地に留まっていたのではなく、全国各地に足を運ばれました。北は岩手県奥州市に正法寺を、南は鹿児島県までの各地に寺院を建てたのです。さらにそこを教えの拠点として多くの弟子を育て、人々の救済に努めました。
このようにして、戦国時代にかけて、曹洞宗は全国に広がっていったのです。
教団としての発展の基礎を築いたのは、峨山禅師であり、その思いを広く伝えたのが弟子達なのです。
長い歴史の中で、ゆかりの寺院や教えを受け継いだ人々は大変多く、そうした縁の方々が今回全国から参拝に来られるのです。
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