神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2015年11月19日 エリアトップへ

(一社)鶴見区医師会会長として鶴見の医療発展に尽力する 原 直(ただし)さん 下末吉在住 59歳

公開:2015年11月19日

  • LINE
  • hatena

受け止めた責任、全うする

 ○…会員数243人、12の病院に、135の診療所が所属する区医師会。今年6月、会長に就任した。人口分布の多い団塊の世代が75歳以上となり、社会保障費増大が懸念される2025年問題を前に、地域完結型の医療構築を目ざす。「今の医療は大きく変わる。会だけではできない。介護や行政などとも連携しないと」。強みとする活発な在宅部門を軸に、喫緊の課題に立ち向かう。

 ○…物心つくころから鶴見に住む。1998年から、母が開いたクリニックを継ぐが、実は哲学専攻だった。「直接言われてはないけど、子ども向けの医療本なんかはあった」。無意識的な反発。そんな心から、興味のあった哲学の道に。大学院まで進むも、先輩らが一人、また一人といなくなった。「就職先がなくてね」。28歳のとき、学び直し、聖マリアンナ医大に入学した。

 ○…「アリストテレスの認識論が研究テーマで…」。プラトン、ガリレオ、トマス・アクィナス――有名な哲学者の名前を挙げ、目を輝かせながら話す。まだまだ興味の尽きない哲学の書を読むのが息抜きだ。「ありのまま素直に全力で受け止めること」。学び得た自身の哲学は、生活にも役に立っている。ただ、クリニックに会長職、今は没頭する時間はない。「それは引退してから、定年後の楽しみ」と笑う。

 ○…鶴見を何とかしたい。連綿と続く先輩からの目的意識が、会の方向性を示す。「みんな自分だけでなく、地域を見ている」。まとまりの良さを自負する。引き継いできた基礎を発展させ、次世代につなぐ。会長としての役目だ。区内の在宅ケアを支えようと、医療、介護、行政などで連携を図る「つるみ在宅ケアネットワーク」も、発足5年を迎えた。「介護従事者も鶴見の人は意識が高い。区民に活動を伝えていきたい」。この街で安心して生きていけるように、医師会として地域に責任を持つ――受け止め、全うしていく。

鶴見区版の人物風土記最新6

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook