このほど新設された市場西中町自治会館=市場西中町4の6=の完成を祝い1月21日、落成式が同館で行われ、来賓ら70人が来場。交流拠点の船出を祝った。
同館は平屋建てで約60坪の敷地に新設。屋根裏などに収納スペースを設けることで、大人数でも入室可能に。老人会や子ども会の活動の場、祭りの打ち上げ会場などとして活用される。
亡き小林さんの思い刻む
自治会館新設へ動き出したのは2年前。同町在住の小林健治さんが「お世話になった市場西中に恩返しがしたいので、自治会館を造るときは応援します」と森田洋司会長に多額の寄付を申し出たことがきっかけだったという。旧自治会館は西中町の端に位置しており、24坪と狭く老朽化も進んでいた。建て替えた場合14坪とさらに狭くなってしまうため、新設するには土地を変える必要があった。
厚意をありがたく受け取った森田会長は、住民らからも寄付を募り、横浜市の助成金を得ながら約7千万円を工面。いよいよ工事が始まった昨年、小林さんは病に倒れ、完成を見届けることなく昨年8月にこの世を去った。
会館には小林さんへの感謝を記した森田会長のメッセージが展示されている。「すばらしい拠点ができた。末永く利用されて交流が活発になれば」と森田会長は話した。
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