宮城県立石巻西高校の生徒と、鶴見高校、鶴見総合高校の生徒らが防災を考える研修交流会が3月19日、鶴見総合高校で開かれた。
防災研修は、県内各地で防災セミナーやボランティア養成講座を開く、NPO法人神奈川災害ボランティアネットワークが主催。次世代へ震災の教訓を伝えていくため、若者に防災への理解を深めてもらおうと、企画された。
当日は、石巻西高から5人、鶴高生7人、鶴総生14人のほか、県内高校生が参加し、総勢42人が交流。
石巻西高生は、東日本大震災での被災体験を発表。女川で被災した生徒は、震災後、津波の被害を最小限にするための防災対策を企画。地元の浜に、津波の最高到達地点を表す石碑建設を進めているという。「たくさんのものを失ったが得たものもある。今も女川の海が好き」と復興への思いを語っていた。
2014年から石巻西高と交流し、被災地ボランティアを継続している鶴高は、これまでの活動を報告。また、同校が取り組む、災害への備えを句にした「防災カルタ」を、参加者で作るグループワークもあった。ボランティアネットワークの河西英彦さんは、「防災知識を次世代へつなげていく方法をお互いに考えてもらえれば」と話している。
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