高齢者の外出のきっかけを作り、健康を維持してもらおうと、区内で訪問介護事業や居宅介護支援事業などを手掛けるNPO法人あしほ=鶴見中央=が6月16日、レアールつくの商店街内のアンテナショップ「kura―cafe」で、「カレー食堂」を開いた。
健康への意欲に
食堂は、あしほのケアマネジャーらが企画。日頃の活動の中で、外出機会が減り、介護生活になる人を多く見てきた。「自宅に閉じこもると、体はあっという間に悪くなる。運動嫌いな人も、気軽に出かける先があれば、おのずと健康への意欲が高まり、介護予防につながる」とケアマネの中村智香さんは話す。
ターメリックが認知症予防に効果があると言われることから、メニューはカレーに決めた。商店街の賑わい作りにもなるようにと、会場は、つくの商店街で貸しスペースをしていたkura―cafeを利用した。
オープン当日に訪れた舩木正夫さん(72)は、脳梗塞のリハビリのため外出を習慣にしている。「出かけると食欲が出る」とおいしそうにカレーを食べていた。
今後も毎月1回程度開催予定。中村さんは、「同様な場が他の地域にも広がれば。親子連れなどにも来てもらいたい」と話している。 次回は7月21日午前11時半から開かれる。
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