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鶴見区版 公開:2016年8月18日 エリアトップへ

浸水防ぐ貯留管を新設中 獅子ヶ谷地区 被害軽減へ

社会

公開:2016年8月18日

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掘削機の手前で話し合う作業員
掘削機の手前で話し合う作業員

 大雨のたびに浸水被害に見舞われている区内獅子ヶ谷地区で、被害を軽減しようと、横浜市による獅子ヶ谷雨水幹線下水道整備工事が進められている。現在、3期工事の終盤に差し掛かっている現場を取材した。

使用開始は来年10月

 工事が行われているのは、獅子ヶ谷1丁目付近を走る道路の地下。地表から約7〜28mの深さをシールドと呼ばれる掘削機で掘り進めている。

 工事は、既設管で受けきれなくなった雨水を貯留するため、新設管を設置するもの。総工費は35億円で、2011年度から始まり、工期は1期〜3期とそれぞれの期間に設置した管をつなげるなどの3期後工事から成る。進行中の3期は8月末に完了予定。後工事を経て、使用開始は来年10月を目ざしている。

谷間の地形で被害増

 「大雨が降ると、毎回毎回同じ場所が浸水する」。獅子ヶ谷1丁目在住で、二ツ池自治会の内豊志会長はそう話す。

 もともと、同所付近は、旭小学校側と三ツ池公園側の山に囲われた谷間となっている地形。近年のアスファルト化で雨水の流出量が増大しており、浸水被害が相次いでいた。

 内会長によると、住居の床上、床下浸水や、車が一時通行できなくなるなど、生活にも支障が出ていたという。「皆で土のうを積んだりもしている。幹線が出来て少しでも軽減してくれれば」と早期完成を望む。

1mごと 地道に組立

 「掘り進めてみないとわからないことも多い」と説明するのは作業所長の野水鉄雄さん。地質状況にもよるが、毎分約33㎜進むという掘削機は、8月初旬、計画の長さ300mのうち、残り7〜8m付近にあった。現場では作業員が先端部分で状況を確認していた。

 3期目の新設管は直径3m。幅1mで5分割されたコンクリート製円形ブロックを、1m掘るごとに掘削機の後部で組立てていくという作業だ。継ぎ目をずらすことで強度を保つという。

 貯留管は6500㎥まで貯められ、降雨量1時間50㎜まで対応可能。1期目は、直径3m・長さ600m、既存幹線に流すための2期では、直径50cm・長さ260mの管を新設済み。担当する市環境創造局の川村直樹さんは「早く運用できるよう努める」と話した。
 

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