横浜市の区制施行にともない、市内最初の5区の一つとして、1927年に誕生した鶴見区は今年、90周年を迎える。昨年6月に区民らも参加する実行委員会を立ち上げるなど、準備を進めてきた区は、きょう1月1日から12月末までを「本番イヤー」と位置付け、さまざまな記念事業を展開していく予定だ。
鶴見区は1927年10月1日、神奈川区、中区、磯子区、保土ケ谷区とともに産声をあげた。市内では唯一、誕生以降、区割り変更がされておらず、90年変わらずに歴史をまちに刻み続けている。
ロゴも利用開始
区は90周年にあたり、昨年4月〜12月を「プレ・イヤー」とし、6月には区内各種団体や企業などの代表者らが参加する、鶴見区制90周年記念事業実行委員会を設立。8月には公募で集まった206件の候補から、キャッチフレーズが選ばれ「ワクワクつるみ!」に決定した。
キャッチフレーズに合わせ、区のマスコットキャラクター・ワッくんのデザイナーによるロゴマークも決まり、本番用ロゴ=写真=も完成。今日から本格的に利用が開始される。
『出張鑑定団』開催
現在、実行委員会では、90周年を盛り上げるイベントを計画中だ。
10年前の80周年で、当時の花月園競輪場を会場に行われたメインイベントには、4万8千人が来場。今回90周年のメインイベントは、10月1日の”誕生日”が日曜日にあたるため、前日の9月30日土曜日から2日間、JR鶴見駅の東西それぞれの駅前広場を使った企画を準備している。
さらに、もう一つの目玉となるのが、テレビ東京の人気番組『開運!何でも鑑定団』の名物企画「出張!何でも鑑定団inつるみ」の開催。9月10日(日)、鶴見区民文化センターサルビアホールを会場に開かれ、鑑定・観覧の申込みは6月ごろを予定している。
そのほかにも、現在選定中の鶴見川フォトコンテストや応募写真を利用したマップ製作、80周年時に作られた見どころガイドをベースにした「鶴見みどころ90」=中面に関連記事=といった企画も進行中。共催事業や認定事業と呼ばれる区民発のイベントもあり、今年は「90周年」一色の鶴見区となりそうだ。
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