県政報告ひでしの「実績で勝負」【18】 ヘルプマーク導入を実現 公明党 鈴木 ひでし
昨年12月、今年度の神奈川県議会第3回定例会で補正予算が可決され、その中に、外見からは障がいがあるとわかりにくい方のための『ヘルプマーク』=写真=について、推進事業費192万円が盛り込まれました。今年度中には、県内各市町村等を通して配布が始まる予定です。
このヘルプマークは、東京都が5年前に考案したもので、義足や人工関節、内部障がいや難病の方などが身に着けることで、必要なときに周囲の援助や配慮を受けられるようにするためのマークです。今回、県内でのヘルプマーク導入は、昨年6月にあった第2回定例会の一般質問で、私が黒岩祐治知事に対して行った提言から実現しました。
認知症理解の提言から
年々増加する認知症患者ですが、見た目からは疾患がわからず、徘徊時に発見が遅れることもあります。
認知症に関連したマークには、認知症サポーターが養成講座修了の際、認知症を理解した証として配られる「オレンジリング」があります。ただ、スーツなど普段の服装と一緒には身に着けにくい形で、経年劣化もあることなどから、常時身に着けている方は残念ながら少ないのが現状です。
認知症患者とともに、サポーター養成数も増える中、支援を必要としていることがわかれば、相互に理解しやすい社会づくりにつながると考え、県独自で新しい象徴的なマークをと訴えました。
黒岩知事は、これに対し、認知症の方から、「ご自身が支援や配慮を必要としていることがわかるようなマークがあった方が良いとの声もある」とした上、ヘルプマーク導入を進めていくと答え、今回の補正予算につながりました。
今後の課題は、認知度の向上です。都が考案し5年が経った今も、まだあまり知られていません。県内導入を契機に、提言した一人として、認知度アップに努めてまいります。ぜひこのマークを覚えてください。
県独自マークも進む
また、このとき訴えた県独自のマークについても、黒岩知事は「市町村や認知症の家族会などの意見を聞きながら検討する」としており、実現に向けて進んでおります。今年も一年、皆様のための実績づくりに全力で励んでまいります。
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