Vol.19 市政報告 鶴見を想ふ 横浜市会議員山田一海
「きたせん」馬場出入口は2019年度
首都高が整備を進めていた、横浜羽田空港線「生麦ジャンクション」から、第三京浜道路「港北インターチェンジ」までを結ぶ、自動車専用道路「きたせん」(高速神奈川7号横浜北線)が、いよいよ3月18日午後4時に開通します。
これにより、新横浜方面から横浜港、羽田空港まで従来よりも10分短縮され、ルート選択も多様化。市民の利便性向上や、物流の効率化など、さまざまな面で効果が期待されます。
区域分断が一部解消へ
事業着手から約16年、この間、私も市会議員という立場はもとより、一区民としても、色々な形で関わってまいりました。紆余曲折はありましたが、区民の皆さまの利便性が高まるものと確信しております。
鶴見区において、これまで大きな課題となっていた、鉄道路線や道路による区域の分断についても、区内国道1号線と、産業道路をつなぐ関連街路「岸谷生麦線」ができることで、一部解消されることとなります。
出入口優先で工事
一方、新設される岸谷生麦、馬場、新横浜の3カ所の出入口のうち、馬場出入口については、今回の開通に間に合わないことが決まっています。首都高は、2019年度中の開通を目ざすとしており、引き続き工事が行われます。
また、市が整備を進め、馬場出入口に接続する関連街路「大田神奈川線」の工事についても、完成が遅れることがわかっています。
この周辺は、住宅街や横浜線と近接しており、十分な工事スペースが確保できないといったことから、出入口と大田神奈川線の工事を並行して行うことができず、遅れが生じている状況です。住民の皆さまからは、出入口の早期完成を望む声も出ていることから、馬場出入口優先で工事が進められるとのことです。
市によると、大田神奈川線については、現在事業計画の延伸手続き中で、完成時期は未定としています。優先される出入口工事の進捗によっては、2019年度以降となる可能性もあるとしていますが、市民の皆さまに不便のないよう、進捗を見守り、早期完成に向けて尽力してまいります。
市政の体感を
「きたせん」は、市が整備を進める横浜環状道路(横環)の一角をなします。
事業は、横浜の都心から半径10〜15Kmを環状に結び、市内を縦横に走る高速道路やバイパスなどと接続するものです。市内交通ネットワークの強化はもちろん、災害時の緊急輸送路の確保といった防災力向上にもつながるなど、市民生活のあらゆる面に寄与する重要な施策となっています。
計画されている横浜環状道路(北線、南線、北西線)のうち、初の開通となる「きたせん」。関連街路も含め、市政の詰まった路線をぜひ活用していただき、体感してほしいと願っております。
今後とも、市民の安全・安心、生活の向上など、ニーズをしっかりと聞きながら、市政に取り組んでまいります。
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