東寺尾東台の閑静な住宅街で、地元住民が楽しみにしているものがある。それは、野菜やパンの出張販売。野菜販売の日だった2月28日は、販売開始時間前から住民が会場前で待機。横須賀や三浦などから仕入れた約20種類の野菜が30分ほどで次々と売れていった。訪れた80代の女性は「山の上で店がなく、買い物に不便だったので、ありがたい。販売回数を増やしてもらえたら」と話す。
山坂・商店なし
販売会は、東台の買い物の不便さを解消しようと、地元住民らが中心となって企画し、昨夏から実施。「周辺に商店がなく、坂が多い地形で一番近いスーパーでも歩いて20分はかかる」と東台自治会の等々力和代会長は話す。過去に自治会で実施した買い物に関するアンケートでは、回答者717人のうち、約4割が「買い物に困っている」と答え、理由として「近くに店がない」「坂道や階段が多い」ことを挙げている。
道が狭く、広場もない東台では、会場確保が難しかったが、地域に呼びかけたところ、東台に住む柴岡美恵子さんが自宅の駐車場を開放。区内の地域作業所で、野菜を販売する「ふれんど」とパン屋「麦の家」の協力も得て、実現した。
等々力会長は、「買い物は住民同士の交流の機会にもなる。今後も継続し品数も増やしていけたら」と意欲を見せていた。
野菜は第2金曜と第4火曜、パンは第4木曜に販売。会場は、柴岡さん宅(東寺尾東台18の55)。
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つるぎん27日に4月25日 |
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