小野町地区自治連合会会長の佐藤信男さんがこのほど、地域環境美化功績者として、環境大臣賞を受賞した。長年にわたり環境事業推進委員を務め、地域の美化・清掃などの活動を続けてきたことが評価につながった。
同賞は、地球環境、地域環境の保全活動などに顕著な功績のあった個人・団体に対する表彰。今年は全国42人・75団体に贈られ、横浜市内の受賞者は1人・3団体だった。
34年継続中
環境事業推進委員は、地域でのゴミの減量や美化活動などを推進するため、自治会・町内会が推薦し、市長から委嘱されるもの。各町会から原則1人以上が担う。
佐藤さんは、1983年に同委員を受けて以降、94年からは鶴見区環境事業推進委員連絡協議会の会長も務めている。
「会長になったからには体験しておこう」と、過去には収集車に乗り、回収作業を手伝っていたこともあるという佐藤さん。小野町地区では、細い路地が多いことから、自らリヤカーを引いて廃品回収にまわるなど、美化活動に努めてきた。
今回の受賞については「長年のことが評価されたことは嬉しい」とした上で、「ごみの問題などは一人ではできないこと。周囲の支えのおかげ」と感謝を口にした。
一方で、住民からごみの出し方や犬のフンの放置といった相談もあり、「最近少しモラルが低くなっているように思う」と、マナー低下を懸念する。
「特にごみの問題は、住民それぞれの生活事情があったりと、難しいことだが、啓発を続けたい」と話している。
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