神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2017年8月3日 エリアトップへ

北線高架下緑地が一部開放 キリン整備 全面は年度内

社会

公開:2017年8月3日

  • LINE
  • hatena
一部開放された緑地
一部開放された緑地

 キリンビール(株)横浜工場が整備を進めていた横浜環状北線の高架下緑地の一部が、8月1日に一般開放された。同工場は「高速道路下という環境負荷の高い場所に緑を置くことで、二酸化炭素が固定されるなど環境面でも価値がある。近隣の憩いの場になれば」と話す。全面開放は年度内を予定している。

 高架下の土地は、北線整備にあたり、キリンが一部売却していたもの。それにより、工場立地法における緑地面積率が不足したことを受け、今回、同法の敷地外緑地制度を利用して整備された。

 7月19日には、市と首都高、キリンの3者で管理に関する協定を締結。今後は整備したキリンが維持管理していく。

 高架下緑地は、面積1・8ヘクタール。日の当たらない高架下という環境のため、ツタやシダなどの陰性植物を中心に約40種類を植えている。日照条件の良い部分には花類や高木も植栽。雨が降らないという難点は、スプリンクラーを配置して対応する。

450mの緑道に

 1日に開放されたのは、子安寄りの工場見学入口付近で、0・4ヘクタール分。

 残るエリアは、旧東海道沿いの延長約360m、幅員約40mの土地で、中央部分に遊歩道を設け、その両側に緑を配置。自然の勾配を生かした造りとなっている。位置づけは道路となるため、ベンチなどの設備は設置していない。

 全面開放は年度内を予定。市が高架下の緑地化にあわせ、10月から旧東海道に整備する歩道の完成を待って行われる。完成すれば全長約450mとなり、同工場内のビオトープ、キリン桟橋まで、緑のベルトのような道になる。

 市は、「工場地域において貴重な緑で、さらにそれが利用できるのは、市民にとって大きなメリットになるのでは」とする。

 緑地の開放は火曜日〜日曜・祝日(年末年始除く、月曜が祝日の場合は翌火曜閉鎖)。時間は午前9時〜午後10時まで。

生麦事件碑も移設

 今回一部開放された敷地内に、北線の工事により移設されていた生麦事件碑も再移設された。国道沿いに戻るのは7年ぶりとなる。

鶴見区版のトップニュース最新6

鶴見川維持へ生態調査

鶴見小学校5年生

鶴見川維持へ生態調査

地元企業らと円卓会議も

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

沖縄料理店マップを作成

潮田食べ歩きの会

沖縄料理店マップを作成

動画で店舗紹介なども

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

防災・子育てなど5本柱で

鶴見区予算案

防災・子育てなど5本柱で

自主企画事業に約1億円

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook