日ごろから消防団の活動に多大な支援・協力があるとし、曹洞宗大本山總持寺と森永製菓(株)鶴見工場、県立鶴見養護学校の3団体に対し、8月31日、鶴見消防署から「消防団協力事業所表示証」と感謝状が交付された。
表示証の交付は、協力事業者が社会貢献を果たしていることを評価する消防団協力事業所制度によるもの。市内では今年6月1日現在、71事業所が認定されており、区内では初めてとなる。
貴重な訓練場所
總持寺は、年始の消防出初式や大規模訓練会などの会場として、毎年大駐車場を提供。森永は、敷地内を訓練場所に提供しており、夜間や休日問わず、多くの分団が活用している。
鶴見消防署によると、屋外で出初式を実施できる区は、市内でも限られているとし、その貴重さに言及。森永に関しても、この3カ月で消防団などが行った訓練回数は30回を超えており、消防団への支援や技術向上に寄与しているとした。
表示証を受け取った同寺の山口正章老師は、「鶴見移転のきっかけは大火災だった。守るためには消防の皆さんの理解が必要」とコメント。今後の協力継続も誓っていた。
また、鶴見養護は、学校長以下教員ら14人が消防団に所属。学校全体の取組で入団するのは珍しく、社会貢献が評価された。
同校は、東日本大震災の経験から、学校主体で取り組めることを考え、消防団入団に至っている。
同校教諭の河本大祐さんは「表示証を見るたびに使命感を新たにしながら、活動していきたい」と決意を語っていた。
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