鶴見小学校で夏休み中、区内の公立小学校では初となる日本漢字能力検定(=漢検)が行われた。学校・地域コーディネーターとPTAなどが主体となり企画され、当日は保護者ら16人も含め117人が受検した。
漢検は、読み書きなどの漢字能力を測定する技能検定。受検は、(公財)日本漢字能力検定協会が設置する公開会場のほか、10人以上を集めて自主的に会場を設定する準会場形式などがある。今回、鶴見小は準会場として手を挙げ、地域や保護者主体で運営した。
みんなで協力は区内初
きっかけは学校側からの「児童たちの国語の能力を上げたい」という相談。それを受け、学校・地域コーディネーターらが漢検実施を模索。保護者向けアンケートでは、「受けさせたい」という答えが多数だったことから実現にいたった。
頭を悩ませた参加費の集約は、共通口座を作ることで、児童や保護者の負担にならないように工夫。試験監督は、親類などを避けるため、地域住民やPTAのOBらに協力を依頼した。
コーディネーターの岡嶋美佐子さんは、「会場がいつもの学校で緊張なく出来た子は多かったようだ」と準会場開催の意義を語る。
同協会によると、住民やPTAなど地域全体が中心となるケースも区内では初めてとのこと。担当者は「初実施だったが、学校、地域、保護者の協力で、スムーズな運営だった」と話した。
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