日本植物学会第81回大会で最優秀賞を受賞した 山崎のどかさん 法政女子高等学校 3年生
自分らしく、全力投球
○…9月初旬に行われた日本植物学会第81回大会で最優秀賞を受賞した。「まさか自分が最優秀賞を取れるとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子。それもそのはず、1年生から研究を授業で必修とする学校もある中、山崎さんは生物も選択しておらず、ずっとソフトボール部に打ち込んでいた。6月の引退を前に「何か研究をしてみたい」と猛勉強を開始。始めて約3か月で最優秀賞に選ばれた。
〇…転勤族だった両親が当時住んでいたシンガポールで生まれた。祖母の家は福岡にあったため、3歳までは双方を行き来する生活。後に小田原で小4まで過ごし、当時は好奇心旺盛な性格と、親の薦めもあり、ダンス、書道、水泳、英会話、ピアノと週5で習い事へ通う生活を送る。都筑区へ引っ越すと「お嬢様が多い」とギャップに驚く。「自分は周りと比べて足りない所が多いと思っていた」。それからは塾に入って、がむしゃらに勉強。大好きな野球観戦やタブレットを封印し、第一志望の法政女子高校へ。「人より何か欲しかった。自分磨きのための目標が決まると突っ走ってしまうんです」。
〇…興味の幅は広いが、その中でも歌う事が一番の趣味。「歌っている時は全部忘れられます」。好きな歌手は大原櫻子さん。「大原さんの姿を見て、自分ももっと自由に歌おうと思えた」。合唱曲が多かったが、洋楽やJPOPにも幅を広げた。今はボイストレーニングに通っており「大学生になったらギターを習い、弾き語りをしたい」と笑顔を見せる。
〇…両親と弟の4人家族。母の教えは「個性を大事にしてほしい」ということ。そのせいか友人からは「変わった感性を持っているよね」と言われることも。「悪い事じゃないむしろ良い事だと思っています」と誇らしげだ。目標に向かって全力で、自分の道をまっすぐ進む少女のこれからに期待が高まる。
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