神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2017年10月12日 エリアトップへ

岸谷商栄会の理事長として尽力する 海老澤 恒夫さん 岸谷在住 70歳

公開:2017年10月12日

  • LINE
  • hatena

チャレンジを忘れない

 ○…今週末、生麦駅前の安養寺を会場に行う商店街主催の恒例企画が近づく。「今はウチの一大イベント」。近年の人手不足に悩まされながらも、約40年続く祭り。今年は地域住民らの協力により、これまでの「小さな縁日」から近隣飲食店の屋台出店やステージなどもある大きな祭りにバージョンアップする。「もちろん不安もあるよ」。初企画に戸惑いもあるが、「人が足りない中、協力はありがたいこと。まずはやってみないと」。挑戦する意欲をみせる。

 ○…岸谷生まれ。昔、安養寺にあった幼稚園に通い、この地元で育った。戦後すぐ、米の配給所だった場所に父が米店を創業。46年前に書店へ業態を変更した。「父はもともと豊岡で書店をやってたんだよ」。本と米の意外な共通点を明かす。商店街主催のお祭りは、当時の理事らが地域への還元などを目的に作ったもの。3年前までは年4回開いていたが、組合員の減少で手が足りず、年に1回となった。それでも、「できることをできる範囲でやってきた。だから続いた」

 ○…息抜きは大好きだという料理。「健康に気をつかうようになって、60の手習いで始めたらハマった」とほほ笑む。本業を生かし、ずらりと並ぶ料理本での研究は欠かさない。毎週録画して見る番組もあるほど。定休の日曜日は家族にふるまう。一点豪華の男の料理。「喜んでくれるのが嬉しい。高い食材を買うことを妻にチクっと言われるけど」。いたずらっぽく笑う。

 ○…今年、商店主が講師となる「まちゼミ」に参加するなど、新たな試みにもチャレンジする。「『ダメだ』ばかりじゃダメ」。カフェのある書店が流行るなど、プラスαがないと売れない時代。「流れの早い、時代のわがままにも応えないといけない」。体力面、資金面、厳しさは承知している。「手さぐりでもやらないと」。ガラリと雰囲気の変わる祭りも同じ。「料理みたいに、やったらハマるかもね」。笑顔の奥で挑戦心に火がついた。

鶴見区版の人物風土記最新6

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月7日

根本 久さん

寺谷地区で緑化整備を進める住民団体「花と緑の会」の代表を務める

根本 久さん

寺谷在住 76歳

2月29日

井上 愛美さん

めぐみ助産院に勤め、同院の子ども食堂の発起人として活動する

井上 愛美さん

寺谷在勤 37歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook