区内で在宅医療・介護に従事する事業者らでつくる「つるみ在宅ケアネットワーク」の合同勉強会が、10月11日、済生会横浜市東部病院で行われた。
同ネットワークは、鶴見区医師会在宅部門が中心となり、2010年に設立された団体。円滑な在宅ケアのための顔の見える関係づくりなどを目的とし、多職種が連携して勉強会などを開いている。
年に2回開かれる勉強会は、今回で16回目。当日は医師や看護師、ケアマネジャーなど約140人が参加した。薬剤師会や歯科医師会、鶴見大学歯学部の菅武雄氏による講演などのほか、参加団体からの情報提供などがあった。
「摂食嚥下」をテーマに語った菅氏は、食べることの先に運動や歩行訓練があるとし、経口摂取の重要性などを解説。栄養摂取方法の確立が退院には必要となるものの、食べられないまま在宅に戻るケースもあり、「退院から在宅までの間に、中間として短期間で方法確立のための場所をもてないか」などとする提言もあった。
そのほか、同会在宅部門では昨年から管理栄養士との連携にも取り組んでおり、その活動報告もあった。東邦薬品(株)の鈴木ゆきさんが登壇し、在宅における実績を発表。栄養管理により検査数値の改善があった例などを挙げ、在宅ケアとの連携の有用性を示した。
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