―区制90周年記念―【連載【11】】 鶴見90年のあゆみ 「平成19年〜28年」
【横浜サイエンスフロンティア後編】
京浜臨海部における先端科学などの研究開発拠点として、20年前から産・学の集積が始まった末広町の横浜サイエンスフロンティア地区。その中、先端科学に特化した新しいコンセプトの学校づくりを目的に、平成21年に開校したのが、地区名を冠した「横浜サイエンスフロンティア高校」だ。
文科省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている同校。在学中から国内外の理系大会などで活躍。国際地学大会金メダルや、ロボット世界大会入賞といった成績を残す。
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”最先端”が集積する同地区ならではの取組も特徴の一つ。近隣の理化学研究所と連携し、理研が科学技術顧問としてアドバイザー役を担うほか、施設見学などで交流も図る。学校の枠組みを越えた人材育成を可能としている。
さらに近年は、科学の楽しさを伝えようと、区とともに鶴見区青少年育成サイエンス交流事業を展開。地域の小中学生向けに実験講座も行っている。
今年度から中高一貫となった同校では、科学を武器に明日を担う若者たちが、鶴見から続々と誕生中だ。
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