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いい歯の日(11月8日)スペシャル対談 健康は“健口”から かかりつけ歯科医の重要性 鶴見区・征矢雅和区長 × 鶴見歯科医師会・佐藤信二会長
心疾患や糖尿病といった病気との関係性が指摘される歯周病など、口の中の健康が全身に及ぼす影響は大きいという。”健口”の大切さが高まる中、11月8日の「いい歯の日」にちなみ、鶴見区の征矢雅和区長(以下、征矢)、鶴見歯科医師会の佐藤信二会長(佐藤)が対談を企画。かかりつけ歯科医や定期健診などの重要性を語ってもらった。
世代ごとに事業展開
佐藤―「横浜市や鶴見区が、妊娠期から高齢期など、ライフステージに合わせた健康関連事業を展開する中で、鶴見歯科医師会とも連携して頂いています」
征矢―「区民の健康増進はいつの時代も重点事項です。歯に関しては、鶴見福祉保健センターでの1歳6カ月・3歳児健診をはじめ、区内各学校での歯科健診など、歯科医師会さんに尽力して頂いています」
佐藤―「本会では、この春から、地域からの期待に応えたいという思いで、『つるつるお口の相談室』というものを開始しました」
征矢―「相談すると、場合によっては往診などもしてもらえるのですか?」
佐藤―「可能です。普段、歯科医院に行けない在宅の高齢者はもちろん、障がい者・児の方の口腔ケアや治療の相談窓口でもあります。在宅診療というと、入れ歯などを想像しますが、誤嚥性肺炎予防の口腔ケアも行っています」
最重要は「定期健診」
征矢―「昨年度の健康に関する市民意識調査では、『かかりつけの歯科医院を決めている』という回答が、鶴見区では29・2%で、市平均よりも1ポイント低い状況でした」
佐藤―「定期健診は非常に重要です。国の医療費の面にもかかわってきます」
征矢―「特定健診も含め、鶴見は受診率が低い。改善のため、国保の方向けに行っている受診勧奨とともに、歯科の定期健診の案内を同封することなども検討していきます」
佐藤―「特定健診は40〜74歳までと、本会が市と連携して推進する、40〜70代を対象とした横浜市歯周疾患検診と同世代になっています。虫歯と歯周病は菌が異なりますが、歯周病を治すと糖尿病がよくなるといったデータもある。本会としても健診を勧めたいです」
征矢―「定期健診は全体の医療費の削減につながるものですからね」
佐藤―「ある企業の従業員の15年間調査では、定期的な口腔ケアを受けたグループは総医療費が23%低減した一方で、受けなかった方は24%も増加したといいます。本会でも独自でライフステージに合わせた事業を展開していますが、広く周知ができていないので、ぜひ協力して頂きたい」
征矢―「たとえば区のホームページへのリンクや、広報よこはま区版の活用なども検討していきます」
自歯に勝るものなし
佐藤―「区長ご自身の関心はいかがですか?」
征矢―「3カ月に一度、定期健診に行っています。ちゃんと磨いても虫歯になることがありましたが、磨き方を習ったり、歯間ブラシも使うようになりました」
佐藤―「3カ月に一度行っている方はまだまだ少ないと思います。例えば旅行先のご馳走でも、硬くて食べられなかったら…」
征矢―「それはさみしいですね」
佐藤―「80歳で20本の歯を残そうという8020運動の調査でも、自分の歯に勝るものはないという答えが圧倒的です」
征矢―「無くなってみないとわからないですが、やはり口の中は大事ですね」
連携強化を
佐藤―「理想としては、鶴見区が『定期健診型予防歯科の秋葉原』になればと思っています。本会会員の歯科医院に行けば、定期健診をしっかりやってくれて、皆、口の中が綺麗になる。どれ位かかるかわかりませんが、世界でも有数の健口な町を目ざしたいですね」
征矢―「区民の健康な歯のために、引き続き良い関係を築いていきましょう」
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※つるつるお口の相談室は【電話】070・4039・2626、【FAX】0120・985・966((月)〜(金)午前9時〜午後5時、年末年始除く)
鶴見歯科医師会
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