JR鶴見駅への中距離電車停車実現などを目ざし、区民や区内団体らによる「鶴見駅中距離電車停車等推進期成会が、9月19日に設立された。同会は今後、区民への要望周知や理解を進めつつ、横浜市やJR東日本へ要望書の提出などを行っていく。
JR鶴見駅への中距離電車停車の要望は、昭和40年代から続く区民の大願。要望書の提出は毎年行われており、1989年からは区民らによって組織された団体が継続してきた。
昨年までは、鶴見まちづくり推進会議の副都心整備促進部会が担ってきたが、3部会ある同会議が形骸化してしまったことなどを理由に、昨年度で発展的に解散。期成会は、先人たちの活動を引き継ぐ形で設立された。
要望書提出へ
19日に行われた設立総会では、現在、県央部から都心へのアクセス向上を目的に整備中の相鉄・JR直通線「東部方面線」が、鶴見駅には停まらずに通過することなどを受け、同線の停車実現を目的とすることなどが確認された。
また、提出する要望書の内容案も示され、中電停車のほか、JRへは駅施設の充実や駐輪場整備、安善駅のトイレ設置、市へは横浜環状鉄道の早期実現などを盛り込んだ。要望書は市に10月中、JRには来年2月ごろ提出する。
期成会の会長に選出された小山和雄鶴見区自治連合会会長は、市がJRの子会社に依頼している調査にふれ、「鶴見駅を走る貨物線に、プラットフォームが作れるかどうか検討していると聞いている。長年にわたる要望のため、みんなで協力を」と、区内一致団結を呼びかけた。
代表に自治連会長
今回、期成会に名を連ねるのは、区内各地区の自治連合会会長や、鶴見区社会福祉協議会、横浜商工会議所鶴見支部など、各団体の会長ら23人。今後は要望実現に向け、多くの団体・企業らに参加を呼びかけていくという。
期成会役員に選出されたのは以下のとおり。
▽会長・小山和雄(鶴見区自治連合会会長)▽副会長・寺嶋之朗(鶴見区工業会会長)▽副会長・岡野誠一(鶴見区商店街連合会会長)▽監事・長谷川勝一(公益社団法人鶴見法人会会長)▽横山智司(公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会横浜鶴見支部支部長)敬称略・順不同。カッコ内は所属団体。
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