京浜急行電鉄(株)はこのほど、京急鶴見駅の耐震工事により、昨年3月末で閉店した高架下商業施設について、新たに「ウィングキッチン京急鶴見」へリニューアルすることを発表した。開業は2017年夏ごろ。同社は、「地元の人はもちろん、駅利用者にも気軽に立ち寄ってもらえる、普段使いの商業施設を目ざす」としている。
これまで京急鶴見駅の高架下商業施設は、ドラッグストアやスーパー、飲食店などのテナントが入る「けいきゅうエキプラ鶴見」として運営されてきた。
京急電鉄は、全72駅の耐震補強工事を進めており、京急鶴見駅では昨年4月から工事を実施。それにともない、工事の影響を受けない横浜銀行側の2店舗を除く、駅ホーム下の19店舗が閉店していた。
「ウィングキッチン」は、同社が京急沿線を中心に展開する「京急ショッピングプラザ・ウィング」の姉妹ブランド。地域密着型商業施設と位置づけ、昨年12月開業の京急蒲田に次ぐ、同ブランド2号店となる。
食品・飲食中心に16店
新施設は、駅高架下の1階、中2階に設置。店舗面積は2319平方メートルで、店舗数は16店舗を予定。前店舗数からの減少分は、各店の面積が拡大する想定という。
テナントは現時点では未定。今後選定していくとするが、「地域に溶け込むコミュニティプレイス」というコンセプトのもと、食品・飲食を中心に、ファッションや雑貨店などをそろえる意向だ。
広報担当者は「最寄駅にあると嬉しい、毎日でも立ち寄れる施設にしたい」と話す。着工は今年7月からで、一部完了していない耐震工事と並行し、内装工事などを進めていくという。
駅周辺で店舗を営む男性は「閉店後、寂しい雰囲気だった。賑わうのは有難い。自店に良い影響が出るように努力したい」と話した。
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|