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鶴見区版 公開:2017年4月13日 エリアトップへ

長年にわたりボーイスカウト活動を支える 武井 重利さん 区内横浜第3団所属 85歳

公開:2017年4月13日

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スカウト一筋の先達

 ○…「鶴見区は、6個団仲が良い。自主的に企画する運動会は他地区でもそうない」。4月16日、ボーイスカウト鶴見区連絡会が開く22回目の企画を評価する。スカウト活動に尽力し65年。創成期を支え、神奈川県連盟や日本連盟でも要職を務めてきた先達。「一般向けだから、内輪だけで盛り上がるのではなく、しっかり魅力をアピールしないと」。後輩にエールを送る。

 ○…南区生まれ。横浜海洋少年団に入っていた兄に誘われ、ボーイスカウトの指導者講習会を受けたのがきっかけ。1951年、19歳で横浜24隊を立ち上げたが、總持寺を拠点に活動する3隊を手伝うようになり、55年に移籍。以来、長年3団に所属する。県のコミッショナーなど要職も歴任。日本連盟では、隊長ハンドブックといったマニュアルなどの制作にも携わった。「スカウトは言いだしっぺがやることが多い。欲しいって言ったら、『作れ』って」。そう笑う。

 ○…3団の活動に、さまざまな役職。まさにスカウト一筋。「仕事終わりにあっちこっち行ったりした」。『自分の子は見ないで』。妻には今でも文句を言われる。「正直、やめようと思ったことは何回もある」。そのたび待っている子どものことを思い、踏みとどまった。スカウトで培った責任感。それが職務を全うさせた。現在も週2回は拠点のある總持寺を訪れている。

 ○…最盛期に35万人いた子どもも、近年は減少している。ただ、本質的に子どもは変わっていない。「道具が変わっただけ。今はゲーム」。いかに外の遊びを教えるか、「楽しさを提供できない我々指導者にも責任はある」。終戦の2年後、まだ連合国の統治下にあった時代に、いち早く設立が許されたボーイスカウト。「それだけ世界でも認められている活動。横浜1隊は日本のモデル隊の一つだった」。得がたい仲間、自然の中で育む心、さまざまな経験を積んだからこそ、生涯その魅力を伝え続ける。

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