区内で還付金詐欺の前兆電話が多発している。鶴見警察署によると、4月3日からの1週間で少なくとも20件以上確認しており、ほぼ0件だった前週から急増しているという。「確認できていない件数も含めると相当数になるだろう」と同署は危機感を強めており、ATM警戒を実施するなど注意を呼び掛けている。
詐欺の手口は、区役所などを名乗り、医療費の返金があるとしてATMに誘導させ、犯人の口座へ送金させるもの。「行政だと言われ信用してしまったり、『還付金』という言葉を使わず巧みに説明されることで犯行に気が付けない人もいる」と同署は分析する。
対策として同署は7日からATM警戒を実施し阻止につながった事例もある。「電話で『区役所』と『金銭』の話をされたら、まず疑ってほしい」と同署は話している。
振込め被害阻止
振込め詐欺被害を阻止したとして先ごろ、横浜銀行鶴見西口支店と同店の飯島美穂さん=写真=へ、鶴見警察署から感謝状が贈られた。同署によると、80代の高齢者が同店の窓口で200万円を引き出そうとしていたため、飯島さんが使い道を確認。孫を名乗る人物から「今日中に200万が必要」などと電話を受けたと話したため、孫本人に連絡して確認するよう促し、詐欺であることが判明。被害防止に貢献した。
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