神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2017年4月27日 エリアトップへ

東宝タクシー 市健康経営認証を取得 高齢化で体調管理重視

社会

公開:2017年4月27日

  • LINE
  • hatena
血圧を測る従業員
血圧を測る従業員

 鶴見中央の東宝タクシー株式会社(大野慶太代表取締役社長)が、従業員の健康づくりを積極的に行っているとして、横浜市から「横浜健康経営認証」を受けた。鶴見区内では唯一の認証事業所。毎業務日の血圧測定や、歩数計を持って街を歩く市の事業「よこはまウォーキングポイント」に全社で参加するなどの取り組みが評価された。

 「健康経営」は従業員の健康増進によって、生産性や組織力向上を目ざす経営手法。横浜市は、健康経営に取り組む企業を支援するため、昨年認証制度を創設。市内事業所を対象に公募し、応募総数34社から28社が選ばれた。

 認証事業所は、取組の内容に応じてクラス「AAA」、「AA」、「A」の3段階で評価されている。東宝タクシーは、従業員の健康課題の把握や、健康行動の取組などを実施しているとして「AA」とされた。

血圧測定 生活指導も

 同社は、昨年秋ごろから生活習慣病などの予防のため従業員の血圧測定を実施。日々の数値は蓄積・保存され、産業医と共有。数値が高い場合、医師の問診を受け、必要に応じ病院での生活指導も勧める。

 また、全社で「よこはまウォーキングポイント」に参加。勤務中のほか、休日も歩数計を活用することを推奨し、今後は最も歩いた人の表彰も行うという。

最高評価目ざす

 同社が健康経営に取り組むのは、従業員の高齢化が背景にある。従業員の平均年齢は60歳。近年は体の不調や病気を理由に退職する人が多くなっていた。「高齢であることが問題ではなく、不健康が課題。できるだけ長く仕事を続けてもらうために健康維持は重要」と大野社長は話す。

 さらに健康経営を発展させるため、現在は従業員の生活習慣を把握する健康アンケートも実施。「食習慣の改善や禁煙治療など、できる支援を広げ、『AAA』取得を目ざしたい」と大野社長は話している。
 

鶴見区版のトップニュース最新6

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

防災・子育てなど5本柱で

鶴見区予算案

防災・子育てなど5本柱で

自主企画事業に約1億円

3月14日

子宮頸がん対策に新検診

横浜市

子宮頸がん対策に新検診

HPV検査導入へ

3月7日

GPSで運動能力を測定

旭小学校

GPSで運動能力を測定

体育で区内初の取組み

3月7日

弁天池をまちのシンボルに

寺谷

弁天池をまちのシンボルに

市の助成受け、緑化整備

2月29日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

2月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook