第31回全国少年柔道大会が5月5日に講道館(東京都文京区)で行われ、県代表として出場した朝飛道場(平川町)が団体戦で4連覇を達成した。
今大会は、東日本大震災の影響で3チームが不参加となったため、都道府県代表の45チーム(東京2チーム)が出場し、熱戦を繰り広げた。
今年のチームは近年にない小兵軍団。平均46kgは、45チームの中で7番目に軽く、戦前から厳しい展開が予想されていた。朝飛道場はシードのため2回戦からの出場となったが、2対2の内容差で辛くも勝利。3・4回戦・準決勝は、先鋒(長友優樹くん・5年)と次鋒(賀持喜道くん・5年)でリードし、何とか逃げ切る展開で駒を進めた。
決勝戦は、先鋒・次鋒が共に引き分け。中堅戦で鈴木康鷹くん(6年)が奮起し、袈裟固で一本勝ち。副将戦で、紅一点の朝飛七海さん(6年)が敗れたため、優勝の行方は大将戦に持ち込まれた。相手が背負投で崩れたところを織茂友多郎くん(6年)が寝技に引き込む一進一退の攻防。引き分けとなり、朝飛道場が4連覇を達成した。
朝飛大館長は「柔道を好きになってもらい、強い気持ちを持った人を育てたい」と、自宅兼道場で幼児から中学生まで約140人の指導にあたる。4連覇については「決勝戦は4年連続で内容差の勝利。ほんの少しの努力の差が、大きな結果の差となることを教えてもらった」と振り返った。織茂くんは「4連覇できたのはチーム全員の力。後輩たちにも5連覇を目指してもらいたい」と喜んでいた。
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