紙芝居おじさんが公演 岸根公園で披露
菅田町在住の杉田勇さん(通称・紙芝居おじさん)=人物風土記で紹介=が12月8日、区に隣接する岸根公園で恒例の紙芝居を披露した。
2009年に中区の山下公園で始めた紙芝居ボランティアも今回で132回目。岸根公園では毎月遊びに来ている子どもたちの前で紙芝居を披露している。今月は1日に公演予定だったが、雨に見舞われ8日に延期。当日は強風のため普段より子どもたちは少なかったようだが、青空の下『ご機嫌の悪いコックさん』と『ねこのお母さん』の2作品を上演した。
杉田さんは子どもたちに「どうしてコックさんはご機嫌が悪いのでしょう」と質問してみたり、紙芝居の中から消えてしまったコックさんを一緒に探したりして、子どもたちは楽しそうに笑い声をあげていた。『ねこのお母さん』は、母親猫が子猫を助けるために火事で燃える建物の中へ飛び込み救出したという、アメリカで起きた実話。杉田さんはラジカセでBGMを流しながら語り、間を置いたり大きな声を出して物語の世界に引き込んだ。孫を連れて観に来た男性は「これだけのものをやるのはすごいです」と話し、両親とともに鑑賞した子どもは「また見たい」と笑顔で答えていた。次回は来年3月の予定。
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