箱根駅伝、あす号砲 神大など20チームが争う
8年ぶりのシード獲得へ
「第89回東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称・箱根駅伝)が1月2日(水)・3日(木)に開催される。予選会から勝ち上がった地元・神奈川大学は今大会44回目の出場。1・2年生を積極的に起用したチーム編成で、8年ぶりのシード権奪還を狙う。
今回は、前回大会でシード権を獲得した10校、昨年10月の予選会を通過した9校、予選会を通過できなかった大学の成績上位者で編成された関東学連選抜の全20チームが出場し、往復計217・9Kmを競う。
同大学陸上競技部は、今大会が3年連続44回目の箱根駅伝。これまでに総合優勝2回(第73・74大会)を誇る伝統校だが、ここ数年はシード権獲得を逃している。前回大会は、9区で鈴木駿選手(当時3年)が繰り上げスタート寸前で転倒しながら襷をつなぐといったシーンもあったが、総合15位に終わった。今回も予選会からの挑戦となったが、総合6位で本戦への切符を手に入れ、学業の傍ら着実に準備を整えてきた。
12月には、壮行会が同大学横浜キャンパスで行われ、箱根駅伝のエントリーメンバーを応援しようと「神大復活」を期待するOBをはじめ、多くの大学関係者らが集まった。中島三千男学長は「今年は上級生と下級生の歯車がうまくかみ合っている。2006年以降、総合15位の壁が立ちはだかっている。シード権獲得はもちろんだが、15位の壁を破ってほしい」と激励。応援指導部による演舞も披露された。福田健太主将(4年)は「大手町から駆け抜けるので応援よろしくお願いします」と決意を述べた。
選手は2日、東京・大手町を午前8時にスタート。区内では、国道15号線の東神奈川駅東神奈川口付近を9時15分頃通過する予定。鶴見から横浜駅を通り、国道1号線を保土ケ谷、戸塚と駆け抜ける2区は23・2Km、各チームのエース級が集まることから「花の2区」とも呼ばれる。
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