神奈川区市議補選 4人が出馬へ 前職と新人3人の争いか
福田進市議の昨年12月の死去に伴う神奈川区の市議会議員補欠選挙(改選数1)が、1月25日告示、2月3日投開票で行われる。本紙の調査では、1月21日時点で4人の候補予定者が出馬に向けて準備を進めている。
今回の補欠選挙は、福田市議の死去に伴い、公職選挙法の「市町村議会では欠員が定数の6分の1を超えた場合、50日以内に補欠選挙が行われる」という規定に基づいて行われるもの。
1月21日時点で出馬を表明しているのは、民主党の前職・井上大右氏(50)、自民党の新人・小松範昭氏(56)、共産党の新人・本橋佳世氏(40)、無所属の新人・葛西康樹氏(49)。
2期目の復帰を目指す井上氏は、株式会社サクラメント代表。衆議院議員秘書を務めたのち、2007年から11年までの4年間市政に関わってきた。「これからの横浜市を、未来に向けた持続可能な循環型都市にしていきたい」と、復帰への意欲を見せる。
小松氏は六角橋にある小松工務店の社長。神奈川交通安全協会副会長、県宅建協会横浜東部支部副支部長などを務め、福田前市議の後援会の一人として長年サポートしてきた。「まずは、福田前市議が取り組んでいた医療のさらなる充実に取り組みたい」と答えた。
本橋氏は帝京大学卒業後、派遣社員などを経て、現在は全国福祉保育労働組合に勤務。党横浜北東地区青年学生対策部長。昨年12月の衆議院選挙で神奈川3区から出馬した。「若者や女性の雇用を守り、防災対策や医療・福祉を充実させたい」と話している。
葛西氏は、地方自治体が持つ課題への提言活動をはじめ、NPOや市民活動を通して、地域づくりや非正規公務員の是正などに取り組んでいる。「自治体を市民とともに作る市民団体へ、地方議会を国会の縮図から住民の縮図へ変えていきたい」と訴える。その他、説明会に参加した1人が無所属からの立候補を検討中。
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