国道15号出田町入口交差点にある「神奈川新町歩道橋」の新設架設工事が、1月21日の夜間に実施された。これは、地域住民の要望が多かったバリアフリー化を伴う架け替え工事の一部として行われたもので、「神奈川二丁目歩道橋」でも同様の事業が進んでいる。
出田町入口交差点は、道幅も広く交通量も多い。子どもや高齢者などが横断歩道を渡るには、時間のかかる場所である。こうした危険を避けるために利用されているのが、神奈川新町歩道橋だ。現在の歩道橋は階段とデッキだけのシンプルなもので、車いすや自転車の利用はできない。幅員1・5mのため、傘をさしてすれ違うことも困難な状況となっている。架け替え後の新しい歩道橋は、幅員が3mに広げられた。さらに、エレベーターを設置し、車いすや自転車も利用できる計画だ。
同歩道橋と神奈川二丁目歩道橋が作られたのは昭和40年代。当時に比べ交通量も多くなり、地元のバリアフリー化を求める声も多かった。事業を進める国交省関東地方整備局横浜道路事務所は、「老朽化と地元の声、そして神奈川新町駅の改修工事のタイミングを考慮し、2つの歩道橋の架け替えを判断した」と整備の優先度について話す。
同歩道橋の工事は2010年12月に発注されており、14年3月の完成を目指している。地下に埋められたライフラインの移設は終わっており、3月にかけて階段やデッキを作り上げる予定。その後、エレベーター工事と歩道の再整備に着手する計画だ。同様に、神奈川二丁目歩道橋も1年後の完成を目指している。
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