神奈川警察署(秋葉弘幸署長)らによる合同訓練が5月15日に行われ、同署のほか、神奈川消防署や市公安局、海上保安庁、相鉄バスの関係者など約100人が参加した。
6月1〜3日にかけて横浜市で開催される「アフリカ開発会議」。メーン会場となるMM21地区は神奈川区と隣接しており、同署らは会議の円滑な進行と安全を確保するため、2部構成で訓練を行った。
第1部は、犯人が出田町埠頭に船で接岸し、上陸する想定で行われた。警察官は迅速に犯人を取り押さえ、消防署員と連携して危険物の除染作業も行った。
第2部は、バスジャックを想定した訓練となった。犯人は刃物で乗客を人質に取り、「会議場まで連れて行け」と要求。実際に、路線バスは出田町埠頭を出発し山内埠頭まで走行した。駆けつけた警察官が、バス内に立てこもる犯人を説得している隙に、機動隊役の署員が突入し、犯人を取り押さえた。
秋葉署長は「テロ犯罪は対岸の火事ではない。今回の合同訓練の反省をいかし、万が一の事態には万全の対策で臨みたい」と訓練を振り返った。
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