看護専門学校 市と災害時協定など締結 新設校の活用盛り込む
4月に開校予定の(仮称)横浜中央看護専門学校(中村康彦校長)=新町=は2月20日、市と「災害時における施設等の提供協力」と「津波発生時における施設等の提供協力」に関する協定を結んだ。
協定書には、「地震などの災害時に発生した帰宅困難者を一時的に受け入れること」や「津波発生時または発生する恐れがある場合に津波避難者を一時的に受け入れること」などが盛り込まれた。地上5階建て(高さ25・75m)の校舎3〜5階の共用部分と屋上を活用し、学校職員がいる時間帯で受け入れる内容だ。
今回の締結は、同校が神奈川新町駅前に開校するにあたり「看護学校として地域貢献できることはないか」と探っていたところ、沿岸部に近い新町周辺で避難施設を求めていた市と区から要請を受け実現した。開設準備室の楫野俊彦課長は「ベッドの提供や看護師免許を持つ職員による応急手当など、できる限り対応したい」としている。このほか、区内の帰宅困難者一時滞在施設は神奈川公会堂など17カ所、津波避難施設は幸ヶ谷小学校など9カ所ある。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|