浦島丘中陸上部 菊地さん、200mで全国へ けが乗り越え自己ベスト
第60回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会の女子200m決勝が7月21日、ShonanBMWスタジアム平塚で行われ、浦島丘中3年の菊地玲菜さんが4位入賞した。予選で全国標準記録を突破し、8月17日から香川県で行われる第41回全日本中学校陸上競技選手権大会に出場する。
菊地さんは、女子200m予選で自己ベストとなる25秒78をマーク。全中出場の条件である全国標準記録(25秒90)を上回り、全中出場を決めた。これで勢いをつけ、決勝ではさらにタイムを縮めて25秒74で堂々の4位入賞。「ケガから復帰したばかりで厳しい戦いになると思っていたので嬉しい。コンディションは良かったがとても緊張した」と笑顔を見せた。
今年4月に足の甲を負傷した菊地さん。別メニューで調整しながら復帰を目指し、6月初旬にやっと完治したが、100m12秒台だったタイムは13秒台に落ちた。通信大会前に行われた県選抜大会は標準記録に遠く及ばない26秒16。残るチャンスは一つとなり、「選抜が終わってから通信当日までずっと不安だった」と振り返る。
スタート直前にはインターハイ常連の相洋高校陸上部・銭谷満教諭のアドバイスを受け、後半で失速しない伸びやかな走りを体現できた。顧問の小森一樹教諭は「これまで決勝で力む傾向があったが、予選で標準記録を切ったことで自信がついた」と評価する。
運動経験0も高い潜在能力
意外にも小学校でのスポーツ経験はない。ただ走ることは好きだったため陸上部に入部した。「脚の回転の速さやフォームは光るものがあった」と小森教諭が話すとおり、すぐに頭角を現した。市大会のリレー競技では1年生で唯一メンバーに選抜され、優勝に貢献。2年連続で全中選手を輩出してきた環境下で順調にタイムを伸ばしてきたという。
普段は基礎練習や走り込みのほか、課題練習では苦手なスタートを重点的に取り組む。「アドバイスしたことをすぐに吸収でき、イメージした走りをしてくれるので楽しい」と小森教諭。菊地さんは「決勝の場で戦いたい」と意欲を見せる。
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