全国盲学校野球大会 盲特生、勝利に貢献 県選抜が4位入賞
全国盲学校野球(グランドソフトボール)大会が8月21日・22日、平塚市内で行われ、横浜市立盲特別支援学校=松見町=の生徒らで組まれた県選抜チームが4位に入賞した。
今大会では、全国の地区予選を勝ち抜いた8校と開催地枠・県選抜の全9チームが対戦した。横浜市立盲特別支援学校・県立平塚盲学校・横浜訓盲学院の3校による県選抜は、決勝トーナメントに進出。初戦の対筑波大学附属視覚特別支援学校では0―9、3位決定戦の対東海地区合同チームでは5―9と惜敗したが、與田直樹さん(盲特)が優秀選手賞を受賞した。與田さんは「対福島戦で逆転ヒットを打てたのが印象に残っている」と胸を張る。キャプテンを務めた森愛裕さん(盲特)は「最後までチームを盛り上げきれなくて悔しいが、痺れる試合だった」と大会を振り返った。
1年半の集大成
盲特からは9人の生徒が選抜メンバー入り。平塚・訓盲の選手6人とともに昨年4月から放課後や休日を使って練習を重ねた。盲特の吉田英輝副校長は「みんな一生懸命努力してくれた」と労った。
グランドソフトボールは、視覚障害のある選手10人1チームで行う。ボールの転がる音を頼りにプレーし、競技に関係ない音は一切出せないため、「静かな甲子園」と呼ばれている。
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