横浜市はこのほど、来年中をめどに大さん橋=中区=に市内初となる移動式水素ステーションを設置すると発表した。11月25日には予定地見学会を開催。当日はトヨタが12月15日から販売する、世界初の市販用燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の試乗も行われ、関係者らは乗り心地に感心しきりだった。
横浜市は低炭素なまちづくりを推進するため、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーである水素の活用に取り組んでいる。燃料電池車普及に向け、市は今年度中に公用車としてミライ1台を購入予定。インフラ整備のため、都心部で横浜のシンボル的な場所でもある大さん橋に、JX日鋼日石エネルギー(株)が運営する水素ステーションを設置する運びとなった。
移動式はステーションの部品一つひとつに国の認可が必要となっているため、運用開始日は未定。一般利用は当初週1〜2日を予定しており、車の普及度を見ながら利用頻度を増やしていくという。
「低炭素なまちへ」
2015年2月下旬には旭区と泉区に固定式のステーションを整備するという。温暖化対策統括本部の担当者は「水素エネルギーの利活用や、引き続き節電・省エネの取り組みも継続することで、環境に優しい低炭素なまちづくりを進めていきたい」と話している。
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