スポーツの競技大会で優秀な成績を収めた県民に贈られる「神奈川県スポーツ優秀選手表彰」の表彰式がこのほど行われ、青木小学校を拠点に活動しているスポーツチャンバラクラブ「スポチャンつばさクラブ」所属の3人が表彰された。
選ばれたのは、世界選手権大会で表彰台に上がった田村勇樹さん(21)、東(あずま)憲一さん(34)、桶作公一さん(44)。3人揃っての受賞は昨年に続き2度目で、指導にあたる田村勝家さんは「五輪や国体の正式種目を目指して盛り上がりを見せている競技なだけに、3人揃っての連続受賞は嬉しい」と喜びの表情を見せた。
青木小学校で週2回の練習
1993年に発足した同クラブは週2日(月・木)、夜間に青木小体育館で幼児から70代まで約40人が汗を流す。空気で膨らませたソフト剣を使って対戦するスポーツチャンバラ。世界で約80万人の競技人口を誇り、東さんと田村さんは世界チャンピオン(CP)とグランドCP経験者だ。田村さんは5歳から始め、現在は大学に通う傍ら練習に励む。東さんはスポチャン歴22年のベテラン。都内の建材メーカーに勤めており、仕事後に参加している。田村さんの強みは守備。「東さんにこてんぱんにされた経験から、自然と守備が得意になった」と話す。東さんは「試合展開を考えて戦う派」と分析する。
一方、桶作さんは町内の回覧板をきっかけに8年前から始めた。健康づくりにも一役買っているという。介護業界で働く傍ら、週2日の練習はほぼ参加。「休まずコツコツやっているのが強み。目標なんてないです」と笑う。田村さんは12年以来の世界CP奪還、既に10種目中5種目で世界CPの東さんは全種目制覇を目指す。
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