5月28日に消防訓練センター=戸塚区=で行われる「平成27年度横浜市消防救助技術訓練会」に向け、神奈川消防署に所属する隊員たちの特訓が佳境に入っている。今回初めて水上の部「人命救助」に出場する菅田消防出張所(河合良太郎所長)を取材した。
勝利のカギはチームワーク
3人1チームで競うこの種目。松原嘉津企(かつき)隊員、小菅翔大(しょうた)隊員、昆勇斗(はやと)隊員がメンバーに選ばれ、2月から神奈川大学とセントラルスイムクラブ横浜で練習に取り組んでいる。
競技は、救助者(昆隊員)がロープをたすき掛けにして要救助者(松原隊員)のもとへ泳ぎ確保し、補助者(小菅隊員)が救助ロープをたぐり寄せて救助。その後、再び水没しつつある要救助者(人形)を水面に引き揚げ、救助するという一連の動きを競う。基準タイムは75秒。5月14日の練習では64秒を記録した。上位に食い込むには昆隊員の泳ぎが鍵を握る。昆隊員は「しっかりと決めたい」と気合いを込めて答え、小菅隊員も「初めての挑戦で下地がない中、強いチームとは比べものにはならないが少しずつ良くなってきている」とうなずく。
目標は60秒
大会には、菅田出張所含め4チームがエントリーしており、上位3チームが県大会への切符を掴むことができる。1チーム以外は初出場もしくは新チームのため、県大会出場のチャンスは十分にある。
目標タイムは60秒。松原隊員は「普段どおりにできれば勝てると思う」と意欲を見せている。
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