六角橋商店街をPRしようと、平川町にある県立神奈川工業高校(後藤博史校長)のデザイン科3年生と美術同好会が壁画やショートムービーの制作などを行っている。4年前に商学連携を始め、今年度初めて本格的な取り組みを進めている。
商店街PRは、「イベント衣装」「壁画」「ショートムービー」「モニュメント」の4つの企画に分かれており、同校デザイン科3年生のうち「地域連携」というテーマで課題研究に取り組む12人と、美術同好会に所属する1〜3年生8人が参加している。
これまで、商学連携の活動として生徒が考案した商店街のマスコットキャラクターやシンボルマークを掲示板で発表したことはあったが、実用化には至らなかった。今回の取り組みは、同校の卒業生でもある橋本喜代枝教諭が生徒とともに研究している商店街とのコラボ企画を提案。意見交換を重ね、晴れて4企画が始動した。
地域貢献楽しむ
イベント衣装制作では、商店街プロレスでプロレスラーが登場時にまとうガウンを手作り。また、今月中旬には仲見世通りの掲示板スペースをリニューアル。キリンなどの動物が(昔走っていた)市電に乗っている壁画を完成させた。現在は、商店街を紹介するショートムービーを制作中。9月中旬完成を目指しており、SNSでの発信を模索している。モニュメント制作も企画中だ。生徒の一人、杉本実花さんは「地域に貢献することが純粋に楽しいと初めて感じた」と話し、参加する生徒全員が制作活動を通じて商店主や買い物客とふれあえることでより意欲が湧いているという。
松坂屋カバン店の野村浩さんは「私たちでは思いつかないような、若い人の意見やアイデアを取り入れられるのは嬉しい」と話す。若者発信の新たな商店街PRに期待が高まっている。
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