11月に入り、神奈川区内で火災発生件数が増加している。神奈川消防署によると、11月1日から15日までに発生した火災は6件に上る。暖房器具の使用が増え、乾燥しやすい季節を迎えるにあたって、同署は一層の注意を呼びかけている。
手軽さに落とし穴
火災が発生した6件のうち、寒くなるこの時季特有の電気ストーブによる出火もあった。日守高史予防課長は「布団の近くでストーブをつけて就寝し、寝返りをうった際に接触して出火するケースも多い」と話し、11月から3月にかけての火災発生時間帯をみても、深夜1時から朝8時までの間が多いという。火を使用しない安心感や手軽さが油断につながり、市内でも出火原因の上位に電気ストーブが入っている。
たばこワースト
神奈川区では今年発生した火災43件のうち11件がたばこで、火災原因ワーストだ。昨年同時期に比べ7件増加しており、今月1日に起きたたばこによる火災も「無煙燃焼」を起こしたものだった。
無煙燃焼は、はじめから炎が立ち上がるのではなく、燻るように燃えていく状態のことを指す。出火していることに気がつきにくく、日守予防課長は「しっかり水で火を消してから処分してください」と呼びかけている。
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