ミスター高橋の 連載 「貯筋」の心得 【11】理想体重と適正体重
身長に対しての体重は何kgが理想なのか―。その計算方法は簡単です。
それにはまず自分のBMI指数(体格指数)を知らなければなりません。その計算方法は、現在の体重(kg)に身長(m)を、2度割ったものがあなたのBMI指数です。
仮に身長158cmで体重50・0kgの人の計算をしてみますと次のようになります。50÷1・58÷1・58=20。18・5未満=痩せ、18・6〜25・0=普通、25・1〜30・0=肥満度1、30・1〜35・0=肥満度2、35・1〜40・0=肥満度3、40・1以上=肥満度4。 厚労省は22・0を理想指数と定め、病気になりにくいとしています――。さて仮に例をあげた身長158cmの方の「理想体重」は、理想指数の22・0に1・58を2度かけた22・0×1・58×1・58=54・9kgとなります。現体重の50・0kgは4・9kgも少ないと言えます。この計算を出すと、大概の方は「えっ! 今でも太っていると思っているのに…」と言われます。
私は、その方が長年その体重で健康に過ごしてきたのなら、それがその方にとっての「適正体重」なのだろうと思います。
私の例をあげると、身長が173・0cmですから理想体重は65・8kg。でも現在は80・0kg。一時期、理想体重まで減量してみようと試みたのですが69・0kgのとき逆に体力が衰え体調が悪くなりました。
子どもの頃から柔道をしており重い方でしたので、現体重を適正とし、運動を続けつつ維持しています。人にはそれぞれ適正した体重があり、若干の差なら理想にこだわらず、体組成の方を重視すべきだと私は思っています。
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