神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年3月24日 エリアトップへ

公募展で75作品の中から最優秀に値する「ギャラリー賞」に選ばれた 青柳 春香さん 入江在住 29歳

公開:2016年3月24日

  • LINE
  • hatena

進む道描いて拓く

 ○…東京・早稲田にあるドラードギャラリーが主催した公募展「第7回小さな絵の大博覧会」で、75作品の中から栄えあるドラードギャラリー賞に選ばれた。動物の写真集で羽根を広げ羽ばたく小鳥の姿が目に留まり、風がなびいている情景を想像し描いた作品。「(入賞して)本当にびっくり。最初はうれしかったけど、今は個展に向けて”作品を作らなきゃ”という焦りもある」とはにかむ。

 ○…「落書き帳とクレヨンを渡されるとおとなしくしていたらしい」と、物心つく前から絵を描くことが生活の一部だった。西寺尾小、錦台中、城郷高と美術部には入らなかったものの、帰宅すればペンを持つのが当たり前。横浜美術短大(当時)へ進学すると、自分の作品を評価してくれる人ができたことが嬉しく、山積みの課題も苦じゃなかった。

 ○…描くことに背を向けた時期もあった。映像を学ぼうと専攻科へ進むもうまくいかず、プライベートでも悩む日々が続いた。しかし、そんな姿を見かねた母が「イラストコンペに応募してみたら」と一言。25歳のときに試しに応募した作品が入選し、「自然とまた描きたくなった」。細かな無数の模様で描く独自の技法は、「薬品メーカーが持ってきたペンがものすごく書きやすくて、無意識のうちに描いていた」と薬局での仕事中に生み出した。塗り重ねられる絵の具と違って修正がきかないため、一から描き直すこともあるという。

 ○…実家で両親・弟と4人暮らし。インドアな性格のため頻繁には出かけないが、幼稚園の頃からピアノを習っている松見町の教室に現在も通い、一年半ごとに発表会にも参加している。「クラシック音楽は物語があるので、自分が描きたいと思っていたイメージと楽曲の雰囲気が合致することがある」と、作品づくりにも刺激を与えている。昨年8月には六角橋商店街で初めて個展を開いた。「”私はこのまま一生描き続けるな”と思った」

神奈川区版の人物風土記最新6

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook