神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年4月28日 エリアトップへ

横浜市民防災センターの所長として自助・共助の重要性を発信する 宮川 淳一さん 神奈川区在勤 55歳

公開:2016年4月28日

  • LINE
  • hatena

出会いを可能性に

 ○…1年かけて工事が行われ、この春リニューアルオープンした横浜市民防災センター。大規模災害が今日にも起きるかもしれない状況下、自助・共助を推進する中核施設の所長として「市民の皆さまには、災害に備えて行動しようという強い気持ちを持って、ぜひ防災センターに来ていただければ」と引き締まった表情で語る。

 ○…昨年4月に着任。市消防局のみならず、市をあげての重点施策の一つでもあり「設計に携わった仲間の思いも背負ってオープンに向けて準備してきた」と胸をはる。来館してもらう仕組みづくりに頭をひねる日々。特に、防災の担い手となりうる子どもたちに向けた発信は「小学校での授業の一つに取り入れるなどできれば」と、多方面へ働きかけている。

 ○…消防という枠にとらわれずに可能性を探るフットワークの軽さは、15年前に出向した総務局危機管理室での経験が生きている。「災害時の横浜駅混乱防止対策を担当したとき、鉄道会社や事業所などと連携をとった経験は大きい」と振り返る。9月に発生した米同時多発テロの際には、他政令市や国の担当者との連携に尽力した。

 ○…逗子出身で高校時代からサーフィンに熱中。消防士という道は、市職員の叔父が「『当直勤務で趣味の時間も作りやすい』と勧めてくれた」と苦笑いする。大学卒業後に入局。新米消防士を育てた教育課長時代には「キャリアの8割が予期しない出来事や出会いで決まるという理論をよく話した」と、与えられた役割をチャンスととらえて成長できることを伝えてきた。

 ○…19年前に友人に誘われて始めたフラダンスは、地元の祭りで披露するほどの腕前。妻と踊るのは恥ずかしいが、「ダンスイベントもいいかもしれない」と防災センターで披露する日もそう遠くなさそうだ。「1人でも多く来ていただき、自助・共助が市民全員に浸透することをめざしたい」

神奈川区版の人物風土記最新6

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook