横浜市立斎藤分小学校(冢田三枝子校長)で5月11日、ピアニストの仲道郁代さんが音楽室で特別授業を行った。
5年生と6年生約50人を対象に行われた授業。子どもたちは振動する音叉(おんさ)や風船を使って音を感じたほか、仲道さんが奏でるピアノの音色を聴いてイメージした絵を選んでみるなど、全身を使って音楽を楽しんだ。冢田校長は「学びが単発でなく継続的なものなので、子どもたちの変容が楽しみ」と話した。
児童の成長に期待
今回の企画は、仲道さんと青山学院大学社会情報学部の苅宿俊文教授が行う教育研究の一環で、かなっくホールがコーディネートした。これまで学校現場で行われてきた芸術表現体験活動に加え、省察(振り返り)活動を行うことで人間関係形成や自己管理能力などの育成を目指す授業。説明的にならず、言葉での表現に頼らない音楽をツールとすることで子どもたちが平等で安心して参加できる利点があるという。
子どもたちは計9時間のプログラムに参加する。仲道さんは「学習科学の研究と蓄積に基づく理論を組み込んだ、音楽ワークショップの新しい形」と今後の展開に期待を込めた。
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