神大寺小学校6年の星川心(しん)くん=片倉在住・北原イーグルス所属=がこのほど、2016年の横浜DeNAベイスターズジュニアチームに選ばれた。12月下旬の本大会へ向け、18人の選抜メンバーと練習に励んでいる。
ベイスターズジュニアは、プロ野球12球団のジュニアチームが集結する「NPB12球団ジュニアトーナメント」へ出場するため、期間限定で結成されたチーム。神奈川県内の小学6年生を対象に選考会を実施し、応募者約600人の中から星川くんら18人を選出した。
最速110Km
星川くんは、社会人野球の経験者である父・学さんの影響で1年生から野球を始めた。現在は神奈川区軟式少年野球チーム「北原イーグルス」で4番・ピッチャーを務める。170cmの長身から投げ下ろす直球は最速110Km。緩急とコントロールが身上だ。「この2カ月で約2cmも背が伸びた」と笑う。
初の対外試合は、2試合で6打数1安打。抑えのマウンドも経験した。「自分のレベルを確認でき、課題も見つかった。このチームで優勝したい」と話す。ベイスターズOBの鈴木尚典ジュニアチーム監督からは、バッティングの指導を受けた。「やはりプロで活躍した人の言葉は説得力がある」とうなずく。
侍ジャパン最終選考へ
野球日本代表「侍ジャパン」(U―12)の最終選考にも残っており、10月15・16日に行われた合宿にも参加した。あこがれは三拍子そろった北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼(ヨウダイカン)選手だ。
セレクションによる緊張感は続くが、「BIG BANG」の音楽でリラックスする。課題は7回を投げ切るスタミナ。自宅に掲げるホワイトボードには「メンタル強くする」と書き込む。朝は走り込みを行い、夜は父とキャッチボールや素振りに打ち込む毎日。それも夢である大リーガーになるためだ。「プロ野球選手になるだけではなく、1軍で活躍したい」。その名の通り、野球界の「スター」を目指して練習に励む。
|
<PR>
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|